Welcome to the desert of the real.

visible, audible, tangible and simulacre....

低気圧が、太平洋上を小走りに駆け抜けようとしているようで、今宵は風がそこそこに吹いている。 彼らは、まとまってやってきては横殴りに次々と小窓に直撃し、そして不特定方向に飛び散ってしまう。どうやら仲間を追いかけているようではなさそうだ。みんな…

リバタリアンは?

新型コロナウィルスに関する政府の対策に対してはあれこれと批判が多い。まぁこれに限らずだけれども。 にしても、それらの批判を全て拾っていては給料の全てが税金で取られてしまう状況にもなりかねないないくらい、おそらく天文学的な金額が必要となるだろ…

消費社会とイメージの関係(4)

ドラッグストアのほうはまったく別の意味を持っている。ここでは商品がさまざまな種類別に並べられているのではなくて、記号を-----消費の対象としての記号の一部をなすあらゆる財を-----混合する。<<引用「消費社会の神話と構造 」P19>> 僕はこの文章を読ん…

消費社会とイメージの関係 (3)

・・・しかしデパートだけでなく、商品のあふれそうな輝くショーウィンドウや肉類の陳列棚のある全ての通り、そこで繰り広げられる食料品や衣類のお祭り騒ぎは魔法のように唾液腺を刺激する。こうしたモノの累積には生産物の総和以上の何か----明白な過剰、…

SFとイメージの関係(1)

新しい分野のシリーズ化。 SF、特にフィリップ・K・ディックが好きなので、彼の著書を中心にメモしていきます。 因みに僕なりの良いSFの基準は、既存のものの見方からの転換の度合いの高さです。その面でFKDは僕のヒーローといえます。 なのでもしかしたらタ…

消費社会とイメージの関係 (2)

われわれはモノの時代に生きている。つまり、モノのリズムに合わせて、モノの絶えざる連続に従って生きているのだ。今日、われわれはモノが生まれて完成して死滅する過程を目にしているが、これまでのいかなる文明の場合でも、人間の世代のあとに生き残った…

消費社会とイメージの関係(1)

ボードリヤールの一連の著書とそれら周辺の一群の書籍を紐解きながら、表題をテーマとして、気になったことを個人的なメモがわりとしてしばらく綴っていくこととします。 消費が関係(単にモノとの関係ばかりでなく集団や世界との関係)の能動的様式であるこ…

「物の体系」 (著)ジャン・ボードリヤール

昨年から、社会学者・思想家のジャン・ボードリヤールに嵌っています。 ここ十数年、僕が仕事として向き合っているストックイメージ(写真・イラスト・動画など)という概念は、広告(SNSマーケ含む)ビジュアルと同じカテゴリーに属しているとみられがちです。…

年々シンプルになっていますが...

うん歳のお祝い。 歳取るにつれ、互いにどんどんシンプルになっていくのだけど、どこかでどーんと派手に企画してみても良のかもですね。 ともかくおめでとう。まだまだ宜しくお願いします。

教育のグローバル化、など

今日のトピック 朝のラジオ。日本の教育は受動的と批判しつつ、アメリカの先端的教育事情を紹介。この分野もグローバル化に巻き込まれているのか=欧米追随。アメリカ様式に従う人間を増やすばかりだ。別角度でみれば日本固有の教育とはなんだろうか?受動的…

タイムマシン経営など

今日のトピック ベンチャーの乱立戦国真っ只中の中国サービスをウォチする事からのタイムマシン経営とか。コンテンツ分野にも応用できるかな。 四万十川の名前が平成に入ってから変更されたとか始めて知った。20数年足らずで本来の名前だったと思えるほどに…

ネナシカズラなど

今日のトピック 塾のガイダンス説明会へ。6年生になる年ということで勉強のペースを保つことの重要さ再確認。 ネナシカズラという植物を知った。ほぼ光合成をせず他の宿主に寄生する植物。まるで植物バンパイア。 娘のiMoveで作った動画に感動。一緒にYouTu…

詩的人間

詩人、思想家であるヘルダーリンによれば詩的人間とは、 あらゆる神々によって通り抜けられ、あらゆる大河から力を汲み取り、生成の力だけによって、パトモス(エーゲ海の小島)からインダスまで、地球のあらゆる神話的な場所に住まう人間である。(ボードリヤ…

2019年に読んだ本(下半期)

その年に読んだ本の振り返りとして、上半期・下半期の分量でブログに書くということ自体、読者の読む気を阻害しているなと、書きながら反省ばかり。次回からはせめて四半期ごとか。 だけど、「自分が読みたいか」という点でいうとかなり読みたいし、ひとまず…

2019年に読んだ本(上半期)

読書自体がわりと習慣化されている我が家。 一年間で何冊本を読むかと年初に目標を立て、読み終えたらカレンダーに書き込むということを昨年から始めた。 というわけで、ジャジャーン、2019年の結果発表! 父:40冊/50冊 達成率80%(駆け込みで今日40冊目到…

自分が読みたいものを書くこと

2019年の12月もはや半ば。 根本的に、一年をしっかり振り返るタイプの人間ではありませんが、なんとなくそうしなければならない雰囲気に流されて毎年それっぽいことをやってはいます。まぁかなり中途半端ですが。 そんなこんなで、今年は年々衰えてきている…

真冬のソウル

ソウルにいます。 気温は日中でも5−6度くらいまでしか上がらず、朝晩はマイナス。とても寒いです。 そんな状況ですが、昨晩は子会社のとあるメンバーの熱めの送別会でした。 長らく働いてくれたのでお別れは寂しいですが、でもタイミングよく参加できてリ…

2019年もそろそろ

羽田にいます。これからソウルです。 ラウンジでは、パソコン叩くビジネスマンの姿が多く見受けられます。 前回投稿の、あの台風の日から怒涛の日々でした。年内も今回を入れてあと3フライトあります。寒暖の激しい地域も多いので体調含め自己管理ちゃんとし…

台風19号

一昨日、バンコクから帰国した。 今回の出張はまぁ色々あったので、うじうじだらだら、更にあれこれ考え続けていたのだけど、ところが、台風19号である。 途中停電があったりでいつもより家族で密着した一日を過ごすうちに、そんなものはどこかへ飛んで行っ…