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visible, audible, tangible and simulacre....

消費社会とイメージの関係 (2)

われわれはモノの時代に生きている。つまり、モノのリズムに合わせて、モノの絶えざる連続に従って生きているのだ。今日、われわれはモノが生まれて完成して死滅する過程を目にしているが、これまでのいかなる文明の場合でも、人間の世代のあとに生き残ったのはモノのほうであり、はるかに長い寿命をもつ道具や記念建造物のほうであった。<<引用「消費社会の神話と構造 」P15>>

 近頃は、消費の対象がモノだけではなくてサービス(コト消費なんていう表現もありますね)も付け加えても良さそうですが、ま、そういうものを内包する「モノ」であるという捉え方で良いのだろうと思います。

インターネット、特にSNS上での言説とそれにひもづく行動は「如何に消費に繋げるか」というところに目的を置いているといっても過言ではありません。ボードリヤールが示した傾向を加速させるツールです。

そういう意味でいうと「モノのリズムに合わせて.....生きている」という表現も生ぬるく感じてしまうほど。

そのような状況であるならば、現在の主流であるマーケティング理論からは外れますが、モノ⇄消費者間の関係をとりもつイメージ側の重視すべき点としては、むしろモノ(コトおよびサービス)の発するリズム及びそのテンポと考えられるでしょうか?

消費者の必要からモノが産まれてくるような牧歌的な時代ではない前提であるとすると....