Welcome to the desert of the real.

visible, audible, tangible and simulacre....

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

リバタリアンは?

新型コロナウィルスに関する政府の対策に対してはあれこれと批判が多い。まぁこれに限らずだけれども。 にしても、それらの批判を全て拾っていては給料の全てが税金で取られてしまう状況にもなりかねないないくらい、おそらく天文学的な金額が必要となるだろ…

消費社会とイメージの関係(4)

ドラッグストアのほうはまったく別の意味を持っている。ここでは商品がさまざまな種類別に並べられているのではなくて、記号を-----消費の対象としての記号の一部をなすあらゆる財を-----混合する。<<引用「消費社会の神話と構造 」P19>> 僕はこの文章を読ん…

消費社会とイメージの関係 (3)

・・・しかしデパートだけでなく、商品のあふれそうな輝くショーウィンドウや肉類の陳列棚のある全ての通り、そこで繰り広げられる食料品や衣類のお祭り騒ぎは魔法のように唾液腺を刺激する。こうしたモノの累積には生産物の総和以上の何か----明白な過剰、…

SFとイメージの関係(1)

新しい分野のシリーズ化。 SF、特にフィリップ・K・ディックが好きなので、彼の著書を中心にメモしていきます。 因みに僕なりの良いSFの基準は、既存のものの見方からの転換の度合いの高さです。その面でFKDは僕のヒーローといえます。 なのでもしかしたらタ…

消費社会とイメージの関係 (2)

われわれはモノの時代に生きている。つまり、モノのリズムに合わせて、モノの絶えざる連続に従って生きているのだ。今日、われわれはモノが生まれて完成して死滅する過程を目にしているが、これまでのいかなる文明の場合でも、人間の世代のあとに生き残った…

消費社会とイメージの関係(1)

ボードリヤールの一連の著書とそれら周辺の一群の書籍を紐解きながら、表題をテーマとして、気になったことを個人的なメモがわりとしてしばらく綴っていくこととします。 消費が関係(単にモノとの関係ばかりでなく集団や世界との関係)の能動的様式であるこ…