コピーの中にある何か
新しいものを創造する、といってもそれでも人は少なからず、いやほとんどは何かの影響を受けているもの。
ビジネス、アート、音楽....ほとんどの人々がそれまでの先駆者の良いところを組み合わせ、いかに「自分なりに表現」するかという事に懸命になっているのではないだろうか。
つまり世界は全くのオリジナルは存在しないという前提で回っている。
なのでこの「自分なりに」というのが現代社会における擬似オリジナルと捉えて良いかもしれない。
何かその人の印のようなものとでも言うのか...
同じ何かを参考にするにしても、そういう気概を持っているのとそうでないのとでは大きな違いがありそうだ。
最近知った、オーストラリアの先住民の「アボリジナルアート」
の創作者たちでさえも、太古から生み出されてきた表象の数々にインスパイアされている。というか同じジャンルの枠内で延々と続けているのだ。それを単純にコピーとは言えないだろう。
そして、こうやって異なる文化に紹介されることで、それらは他の何かにまた影響を与えることになる。
そんな連鎖の中に僕らはいる。
と、まぁ何か知ったようなことを書いているけれど、このアボリジナルアート、めちゃくちゃ良いですね。
ドローイング
最近、頭の中にあるものを引き出す作業の一環として「ドローイング」が効果的だなと思い始めている。
それもかなりの抽象的な方向性。
結果を予期していないので思わぬ仕上がりに対してもなんだか感動できる。
「頭の中」といっても具体性はなくてましてやビジスに繋がるものでなんかない。
むしろ逆にビジネス的価値に換算しないスタンスの方が気持ちよく入れる。
未知のものが徐々に形になっていく様はなんとも言えない。
繰り返すうちに、真っ白な紙に向かう最初の瞬間がなんともいえなく待ち遠しく日々の知的楽しみになっている。
色々と
特に最近のアメリカの動き、とても気になっている。
いや気にするべきだ。
確かに自分はアメリカのその現場からすれば安全なところにいる。しかし想像力だ。想像力が試されている。
簡単なことじゃないが、日本のことを考えるためにもこの事態はきちんと気にして自分の考えを持たなくてはならないと思う。
実際日本でも以前よりも差別というものが見えるようになってきているのだし。
そんな中、ビジュアルも社会に対してできることがあるのではないだろうかと考えている。
バイオ建築家のネリ・オックスマンは
「未来のデザインは顧客の為にではなく自然の為にあるべき」
<引用 Netflix アート・オブ・デザイン シーズン1エピソード2>
という発言をしている...
中々アグレッシブ。僕の携わるビジュアルイメージも、社会に影響力を持っているんだと改めて自覚させられる捉え方だった。
「未来のストックビジュアルは社会の為にある」
こんな思考を深め少しくらい前方に進めてみても良いのではないだろうか。
予約制
因みにそのお店はテイクアウトも予約制なのでそれだとロスも少ないし、比較的作り立てが食べられて客側も嬉しい。予約制テイクアウト良い。
— 内田浩太郎/PIXTA (@kotaroUCHIDA) May 30, 2020
この予約制というところ、ストックイメージ分野に展開すると色々妄想が膨らむ。
「予約制ストックイメージ」。ふふふ。
備忘として。
3Dプリンター
#ポストコロナとビジュアルの変化
— 内田浩太郎/PIXTA (@kotaroUCHIDA) May 27, 2020
チェコの自動車メーカ「Skoda」
リモート家撮り動画Ad
<動画で感じたこと>
・家影クオリティ/認知度向上
・ストックイメージは家撮カルチャー元祖
・当該分野は様々な側面で急速に進化中
→市場拡大が見込める→素材多様化サイクルへ!https://t.co/32D71L6ZPq
とTwitterでは書いてみたものの、よりクリエイティブ手法の方に関心があった。
ストックイメージ分野でも自宅撮影推進の影響で各々が制作環境を整え工夫の総数の劇的増加に伴い、従来のクオリティを超えるコンテンツの流通も同時に増えてくるだろう。
その流れでいうと、個人的には3Dプリンターのストックイメージへの導入が効果的だと思っている。
「プロップの自作」こそが自宅撮影の肝。著作権や商標を気にせずオリジナリティあるコンテンツの制作が可能となる。
そろそろコストも下がってきているのでは?
ちょいと調べてみよう。