コピーの中にある何か
新しいものを創造する、といってもそれでも人は少なからず、いやほとんどは何かの影響を受けているもの。
ビジネス、アート、音楽....ほとんどの人々がそれまでの先駆者の良いところを組み合わせ、いかに「自分なりに表現」するかという事に懸命になっているのではないだろうか。
つまり世界は全くのオリジナルは存在しないという前提で回っている。
なのでこの「自分なりに」というのが現代社会における擬似オリジナルと捉えて良いかもしれない。
何かその人の印のようなものとでも言うのか...
同じ何かを参考にするにしても、そういう気概を持っているのとそうでないのとでは大きな違いがありそうだ。
最近知った、オーストラリアの先住民の「アボリジナルアート」
の創作者たちでさえも、太古から生み出されてきた表象の数々にインスパイアされている。というか同じジャンルの枠内で延々と続けているのだ。それを単純にコピーとは言えないだろう。
そして、こうやって異なる文化に紹介されることで、それらは他の何かにまた影響を与えることになる。
そんな連鎖の中に僕らはいる。
と、まぁ何か知ったようなことを書いているけれど、このアボリジナルアート、めちゃくちゃ良いですね。