Welcome to the desert of the real.

visible, audible, tangible and simulacre....

今、世界を回るものは?

「『地球が太陽のまわりをまわる』のではなく、『金が世界中をまわる』ことで成立するのが、近代社会なのである」

<<引用 海賊と資本主義 P36 >>

 

と、ぺーター・スローターダイクというドイツの哲学者が2005年に自身の著書で資本主義について言及したということだけども、どうやら何かを付け足さなくてはならない状況になってきたようだ。

そう、今や「ウィルスが世界をまわる」ことでその資本軸の社会を変えようとしている。

諸説あれどおよそ200年かけて成立させてきた「資本主義社会」をCOVID_19がいとも簡単にそれもたったの数ヶ月で。

その「変化」についてもまぁ世間ではまことしやかに様々なことが言われている。

ただ、これまでのようにメディアのメッセージに乗って気楽な消費者としてフォロワー的に振る舞うということではなく、僕も含め、わりと多くの人々が自分自身やより身近な環境というものを結構深く見つめ直しているのではないだろうか。

少なくともそいういう契機になっているのは間違いではないだろう。

そういう意味で「個人から起こる変化」により着目してみたいと思っていたりする。

まずは自分の心に忠実に。