Welcome to the desert of the real.

visible, audible, tangible and simulacre....

マトリックス - MATRIX

映画マトリックス

第4作目の公開が待たれる大好きな映画で、このブログのタイトルも主要登場人物であるモーフィアスのセリフを引用しています。うーかっこいい。

さて、そのマトリックス

制作にあたってウォシャウスキー兄弟が影響を受けていたのはフランスの社会学ジャン・ボードリヤールの「シミュラークルとシミュレーション」だと思っていたのだけど、より全体的な世界観としてアメリカの哲学者ヒラリー・パトナムの「外在主義」というコンセプトがあると最近知って、一人舞い上がっています。

備忘的にマルクス・ガブリエルの『「私」は脳ではない』から引用しておきます。

・・・というのも、『理性・真理・歴史』の第1章「水槽の中の脳」で、私たちは皆、電気的に刺激された脳に過ぎず、自分とは無関係な現実の幻影にうまく騙されているのだ、という恐ろしいビジョンを展開していて、このイメージが「マトリックス」に取り入れられ、全編を通じて描かれたからです。パトナムは、脳をコンピュータになぞらえて、そこで意識あるいは精神がソフトウェアのように作動するのだ、という考えを提唱した最初の人間なのです。このテーゼを、コンピューター機能主義と呼びます・・・(本文P193より引用)

 

ゾクゾクします!

まぁガブリエルさんは批判的に引用されてはいるんですが、こういった現実と非現実の境目的な世界観が好きなんだという感覚が、Unfocusedな作品群を生み出すアーティストへの個人的な興味に反映してそうで、そういう自覚が最近高まっています。

 行き過ぎた透明感過多な世界になんらかしらのテーゼを打ち出したい....

それはさておき、そんなヒラリー・パトナムの「理性・真理・歴史」読みましたらいつかブログに書こうと思います。