Welcome to the desert of the real.

visible, audible, tangible and simulacre....

自分が読みたいものを書くこと

2019年の12月もはや半ば。

根本的に、一年をしっかり振り返るタイプの人間ではありませんが、なんとなくそうしなければならない雰囲気に流されて毎年それっぽいことをやってはいます。まぁかなり中途半端ですが。

そんなこんなで、今年は年々衰えてきている脳力の補完にと、自分の思考をまとめるための物理的ノートを使い始めていて、それに書き込みながらあれこれと考えています。

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僕の場合、だいたい軸になっているのは、

  1. 家族
  2. 自分
  3. 仕事
  4. 社会 

の4つの側面です。1及び2については、基本的には自分に正直にそして心底ぶちゃけなければ意味がないと思っているので、あくまでも自分の内面的な作業として完結させてます。

まぁかろうじて4については、それなりに書くこともあるのでしょうけども、今年はあまり世間というものに強い関心を持っていなかったかもなという感覚が強いです。

 

唯一3の「仕事」については、本音と建前の間であれこれと悩んでいる部分も含めて、表に出してみることで、内容によっては自分でも読みたくなるようなコンテンツをアウトプットしていけるかなと考えたりもします。(そういえば、前々回の投稿でも触れていました)

 

そう、実は今日書きたかったのは「一年の振り返り」の事ではなくて、自分がブログを書くにあたっての姿勢についてなのです。「自分で読みたいかどうか」という視点がこれまで完全に抜けていました。

文章を書きたいという謎の意欲がとても強いものの、ずっと「書きたいことを書く」、というスタンスでした。そのうち自分で書いたものも全然しっくりこなくて、書けば書くほどなんだか自分がつまらない人間になってゆくようで、過去の投稿を消したり、ブログを引っ越したりとあれこれしているうちに、いつの間にか書くこと自体を辞めてしまっていました。

独りよがりで空回り以外のなにものでもありません。

 

しかしある時、田中 泰延さんのtwitterで「読みたいことを、書けばいい」という一文に触れ、まさに「目から鱗」であり「耳に痛し」でした。

まず自分が読みたいものが人様にも「読んでもらえるもの」へ繋がってゆく第一歩なのだな、と。考えてみればビジネスをしていく上での基本の"き"でもあります。

ご著書をまだ読めていないのですが、読まねばです。

 

というわけで、仕事ではイメージの世界、特に「ストックフォト」というコンテンツクリエイティブの分野に携わっていますので、やはりそういう側面で自分は何をどう考えているかということを表に出してゆくことで、自分なりに蓄積してきた世界感の言語化に繋がっていけないだろうか、それだったらその右往左往のプロセスも含めて自分も読んでみたいな、と思えるようになってきました。

 

ここまで来るのに時間もかかりましたし、もしかしたら時すでに遅しかもしれませんが、改めて、少しづつでも綴っていけたらなと考えています。

 

ゴールの見えないテーマなのでどうなるか全く不透明ではありますが。